403:ゲロ◆ 08/16 15:23:23.51
拳「帰るか。」
存在感の塊 拳が帰って来た。 光り輝け。そして天高く舞い上がれ。
H井「ぶあ〜〜〜〜www」 びちゃ びちゃ
I谷「もーやだw」 じゅぷ じゃぶ
なぜかこいつら2人はびしょ濡れで帰ってきた。
拳の横にはT畑、ちくしょう。やっぱりかわいい。
俺の隣にはU本。ヤらしてくれ・・・・。
もうヤケクソになりながらこんな事を思いながら旅館へ帰る。
そして女子と男子が部屋に別れた・・。
434:ゲロ◆ 08/16 15:32:34.95
また風呂に入りに行ったH井。ふやけるぞ。
布団に入りながら俺は拳と話した。
俺「なんかさー。」
拳「んー。」
俺「俺って恋愛とかできないのかなw」
拳「なんか言われたんか・・・。」
俺「いや そんな事ないけど・・・・。」
拳「んじゃなんでだよ。」
俺「いやー 無理だなーって思って。」
拳「漠然としてんな。」
俺「うん・・・・w」
拳「恋愛なんかなー。」
俺「うん。」
拳「したいと思ってる時はできねーもんなんだよ。」
俺「なんかそれよく聞くんだけどw」
拳「おう。 完全に受け売りだよ。」
俺「なんか拳君にしか言えない事言ってよw」
拳「そんなもんねーよ。」
俺「ないんだw」
拳「俺はんな仙人みたいな人間じゃねーしな・・・。」 ゴロ
463:ゲロ◆ 08/16 15:41:05.26
俺「拳君の彼女ってどんな人だったの?」
拳「知らん。」
俺「聞きたいんだけど・・・・。」
拳「お前今日ちょっと俺にムカついただろ。」
俺「そんなことないよw」
拳「嘘つけぇ。」
俺「ないって。」
拳「あるね。 じゃあそれチャラにしてもらうかわりに言うわ。」
俺「女子の部屋で暴れてる時U本さんの服剥ぎとろうとしてる時むかついたw」
拳「よっしゃ。じゃあそれチャラな。」
俺「うんうん。」
拳「実は彼女じゃねーんだ。」
俺「えっ。」
559:ゲロ◆ 08/16 15:56:27.35
拳「ずっと好きだった人でな、生きてれば今俺のいっこ上か。」
俺「うん・・・・。」
拳「やべー病気にかかっててさ、余命半年っつー感じだよ。」
俺「・・・・・・・。」
拳「最後の方は髪なんか抜けちまって、目も虚ろで声もろくに出ねーし、
顔はシワシワになっちまっててな。」
俺「うん・・・・・・。」
拳「それでも「生きたい」っつってよぉ・・・・半年だって言われてたのに
一年生きててよ・・・。」
俺「うん・・・・。」
拳「すごくねーか・・・・?滅茶苦茶いてーらしーのに、それでも「生きたい」
ってお前・・・・。 すげーしか言えねーよ・・。」
俺「その生きたいって理由はなんだったの?」
拳「それは・・・・・・俺と約束したから・・・。」
俺「なんて?」
拳「元々その人近所のねーちゃんでな・・・俺はガキの時変なおっさんに稽古つけられてて
毎日辛くてしょうがなくてな・・ そのねーちゃんに遊んでもらったり
なんか食べさせてもらうのが唯一の楽しみでな・・・・・・。」
俺「あぁ・・・・。」
拳「そのガキの時にした約束・・・・馬鹿だから・・・・覚えてて・・・・。」
俺「約束って?」
拳「それはいわねぇ・・・・・・・。」
俺「そっか・・・・・。」
拳「もういいか・・・・・・・。」
俺「うん・・・・・・。」
619:ゲロ◆ 08/16 16:07:50.28
俺「一つだけきいていい・・・・?」
拳「なんだよ・・・・。」
俺「付き合ってなかったって・・・・。」
拳「そりゃ中1の時には病院にこもってたからな・・・・・。」
俺「でもずっと会いにいってたんでしょ?」
拳「ああ・・・・・。」
俺「好きとかそういうの、言わなかったの?」
拳「そんな残酷な事言えっか・・・・・。」
俺「なんで?」
拳「自分はもう助からないって心の底じゃわかってんのに・・・
お前なら言えんのかよ・・・・。」
俺「言えないかも・・・・・。」
拳「・・・・・・わりい。」
俺「じゃあ最後まで言わなかったんだ。」
拳「最後に・・・・・一回だけ言った。」
俺「なんて?」
拳「アンタが好きなんだよって・・・病室で・・馬鹿みたいな声で言った・・・。」
そこで俺は涙が出た。
659:ゲロ◆ 08/16 16:15:36.26
感動する話はスーっと涙がでるもんだろ?
でも俺は「うっうっうっうっ」とか、そんな感じで泣いてた。
拳とその姉さんが悲しすぎるやら、
自分の小ささが情けないやら、
拳が歯ぎしりしなが喋ってくれた事への申し訳なさやら
なんだかよくわからんけどホントまた過呼吸になるかとおもった。
拳が「おい泣いてんのか?」 と聞いてきた。
俺が何も返さないでいると、
「作り話にきまってんだろ。 こんなんねーよ。 早く寝ろ。」と言った。
この時の拳の嘘は、世界一下手な嘘だ。

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